保育園栄養士がしんどいと感じる瞬間4選

保育園に勤務して10年、たくさんのことを経験してきました。人間関係、調理現場、子どもとの関わり、保護者対応、栄養管理など。保育園の栄養士だからこそ経験するしんどさを書きました。一人でも多くの栄養士さんと共感できると嬉しいです。

①責任は重いのに、裁量と評価が少ない

保育園の給食は、子供の命に直結している仕事でとても責任の重い仕事です。アレルギーや衛生面でのミスは許されません。それでいて、園の中では立場がどうしても弱くなりがちです。保育士の方が人数が多いので、そのようになってしまうのだと思います。

大抵の園の園長は保育士経験者なので、給食室のことをわかっている人は少ないと思います。「できて当たり前」「いて当たり前」。

給食って、とても評価されやすい仕事だと思います。「おいしい」「まずい」「きれい」「きれいじゃない」そして一番わかりやすいのが、子どもが食べたか食べなかったか

結果が目に見える分、誰でも評価できてしまいます。

でも、その評価の裏側にある調理現場の苦労や現実をわかって理解してくれる人はいないですよね。

限られた時間で、限られた設備、限られた人手。それに加えて、アレルギー対応、衛生管理、栄養基準。たくさんのルールがある中で安全でおいしい給食を毎日提供しなければならないのに、「もっとこうしたら?」「これは食べにくい」と簡単に言われてしまいます。

もちろん子どものことを思って言っていることはわかっていますが、時折しんどくなる瞬間があります。

②体調が悪くても気合で回す空気

保育園の給食現場は実はかなり代わりの利かない仕事。

人数が多くカバーし合える保育士とは違って給食現場は人数は最小限、専門性も高い。
だれか一人欠けるだけで、一気に回らなくなります。

体調不良で休みが重なったら、速攻ピンチ!「今日は終わったな。」と思います。(笑)

それなのに、なぜか園長の危機感はゼロだったりします。
理由はシンプルで、給食のことをわかってないから
「なんとかなるでしょ」「みんな頑張ってるし」そんな精神論で回る仕事じゃないのに、なぜか”何とかしてきた実績”だけが積みあがっていきます(泣)

そして本当に人手が足りず、提供時間に間に合わない可能性が出てきたとき。
保育士さんに説明するのは、園長ではなく私たち栄養士

現場を必死に回しながら、状況を説明して謝る。

もっと、理解と危機感があってもいいんじゃないかなと思ってしまいます。

③「このまま続けた先」が見えにくい

保育園の給食の仕事は、毎日がほぼ決まったルーティーン。

大量の野菜を洗って、切って、調理して、配膳して、見回り。
下膳して、片づけて、またおやつを作って、配膳して、下げて。

気づけば一日が終わります。

誤嚥事故への配慮もあり、使える食材は年々制限されています。
安全第一なのは当然だけれど、「工夫できる余地」は、正直少なくなってきたなと感じます。

食育も、栄養士が主導するというより、実際は保育士の意向が強いことが多い。

働くメンバーも、環境もほとんど変わりません。
限られた人数で小さな空間を、毎日同じように回します。

収入が大きく上がる見込みも見えません。

最初は新鮮で、子どもたちの「おいしい」が嬉しくてやりがいも感じていました。

でも、十年目を迎えた今。
ふと将来を考えたとき、頭に浮かんだのは「このままでいいのかな?」という疑問です。

今の仕事が嫌いになったわけでも、手を抜いているわけでもないのですが、ただ、自分の栄養士としての成長や変化のイメージが持てない仕事は静かに心を消耗させていきます。

④立ち仕事を週5続ける現実

20代の頃、独身で実家に住んでいた時。
正直、立ち仕事はそこまでしんどくありませんでした。

一日中動き回っても、家に帰ればご飯があって家事は基本お母さん任せ。
体力は仕事で使いきっていました。

でも、30代で結婚して家庭を持つと、話は全く違って
立ち仕事を終えて帰宅したら、そこからまた一仕事始まります。

ご飯を作って、片づけて、お風呂掃除をして、洗濯をして。そこに育児が加わります。

体力を使い切った状態の日々が毎日続く状態で生活が続き、
習い事や趣味をする余裕なんて残っていません。

デスクワークの仕事とは訳が違うなと思います。
テレワークをしている友人や事務職の友人が羨ましく感じるときも・・・

同じフルタイムでも消耗の仕方はまるで違い、若い頃は気づかなかったけど立ち仕事は年齢やライフステージが変わると、重さが一気にのしかかってくるなと思います。





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