起こりやすいヒヤリハット特集

保育園栄養士の仕事

保育園の給食現場では、毎日たくさんの作業が同時進行します。
ちょっとした伝達ミスやいつもと違うことをした時、勘違いをしていたなど様々なことが原因で「ヒヤッ」とする場面が起きることがあります。

ヒヤリハットは仕組みや同線が整っていないときに起こるサインです。
大きな事故が起きる前の小さな気づきに目を向けることで、大きな事故を防ぐことができます。

今回は、私の園で実際に起きた調理現場でのヒヤリハットと、その改善策をまとめました。

同業者の皆さんの「あるある!」「これ、明日やってみよう」に繋がればうれしいです。

アレルギー対応編

【アレルギーの指示漏れ】

アレルギーがいる園では、通常献立からアレルギーの食材をピックアップしてマーカーを引いて指示をかいて、と栄養士さんが行っている所が多いと思います。栄養士が一人で行っている場合、アレルギーの確認漏れがあるときもありますよね。アレルギーが多ければ多いほど漏れてしまうリスクが高くなります。調理の人や保育士、保護者の方が気づけばまだいいのですが、誰も気づかず子どもにアレルギー食材が提供されてしまう恐れもあります。

★改善策
ヒューマンエラーを極力なくすには、エクセルや栄養ソフトを使いこなすことに尽きると思います。どんなに仕事ができる人も必ずミスします。なので、最初の設定は説明書を読まなければならなかったりと大変な部分はありますが、一度設定してしまえばアレルギー漏れのミスはほとんどなくなります。

【乳アレルギーと大豆アレルギーが混在した場合】

ある時期、乳アレルギーを持つA君に、代替食として豆乳を提供していました。
ところが、年度途中でA君のアレルギー対象に”大豆”も追加となったのですが、これまでと同様に「乳アレルギー=豆乳で対応」の対策をそのまま適用してしまい、大豆入りのメニューを危うく出してしまいそうになりました。幸い、子供が口にする前に気が付いたので大事には至りませんでしたが、一歩間違えれば大きな事故につながっていたかもしれません。

★改善策
乳アレルギーの子供には・・・豆乳
大豆アレルギーの子供には・・・水
…というように各アレルギーに対して「他の食材で代替する方法」は年度途中の変更や新入園児が入った際にアレルギー管理が複雑となり、ミスが起こりやすいと判断し、今では乳アレルギーと大豆アレルギーのどちらに対してもで代替するというシンプルな仕組みに統一しました。

えりんぎ
えりんぎ

アレルギー対応はシンプルに!

アレルギー児が増えたり、種類が増えると代替食が複雑になりやすいです。

ポイントは、代替はひとパターンに統一することが一番の安全対策。

異物混入編

【事例:ビニールやラップ片・髪の毛の混入】

給食にビニール片ラップが意図せずに混入してしまう事があります。わたしの園でも鰹節の袋の破片髪の毛など、何も対策をしていない時は起きてしまっていました。幸いにも、飲み込んで大事に至ることはありませんでしたが、小さい子供が食べる給食なので一歩間違えたらニュースになる事故が起きていたかもしれません。

★改善策
ビニール片対策
その1
袋を開けるときは、最後まで切り落とさないようにしています。ジッパー付きの袋も、上の部分を切り落とす必要がある場合は、ジッパーは利用していません。ジッパーの下のほうをハサミで8割程度切って使うようにしています。中身が余った場合は、保存用のクリップを使って保管しています。
その2
包装されているものは、調理台で開封しない。別の人が調理台から遠い場所で開封しています。例えば、油の蓋の周りを覆っているビニール、味噌のパックを包んでいるビニール、ケチャップやマヨネーズの袋やキャップの中の栓などです。

えりんぎ
えりんぎ

食品の包装は細かくて透明でたくさんの商品に付いていますよね💦

時間に追われながら調理をしていると、どんなに気をつけていても混入してしまいます。

最初は慣れないし、面倒だなと思うかもしれませんが慣れますよ♪

ラップ混入対策
ラップは透明なものではなくブルーにしました。透明のラップは混入すると中々気づけません。ブルーのラップは少し値段が高くなりますが、安全な給食を提供するという面では、お金をかけても良い部分だと思います。ブルーのラップにしたことで、ラップの小さな破片も直ぐに見つけることができます。万が一給食室で見逃したとしても、保育士や子供自身で見つけることができるので、口に入る前に防ぐことが可能です。

髪の毛対策
髪の毛に関しては、すでに行っている所も多いと思いますが、白衣を着たら全身をコロコロすることです。コロコロを導入したことでかなり混入することがなくなりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました